新版 みんなの オルガンピアノの本/その活用

みんなのオルガンピアノの本。全4巻
この度、新版が出ました。

この本はピアノ入門の方が使われている楽譜で、こちらの教室でもオルガンピアノの本をされている人もいれば、別のをされている人もいたり色々ですが。

これは私が幼児の頃からずっ〜と同じデザインでした。曲や挿絵も全て同じ。
子供時分、この楽譜が気に入っていたのもあり、曲が合格して新しい曲に進んでもずっと始めから次の課題までを弾いていたので一冊終わる頃も最初から最後まで一冊丸々暗譜で弾いていたのを思い出します。
この本終了後も、一冊全て弾いてから別の曲を練習するというのが暫く続いていました。
楽譜のままというより、毎回移調をして弾いていました。
この本からは移調もしやすいので、練習時間にゆとりがあれば移調で練習してみるのもいいですよ。
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こちらが新しくなったオルガンピアノの本
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…と、今、この記事を書きながら、色々と思い出したのですが、

これまでに何度となく生徒さんから、

「先生は、どうやって編曲とか勉強してきましたか?ピアノをやってると勝手に出来るようになるんですか?」と。
レッスンでも生徒さんの弾くメロディに付けて弾く即席伴奏も「何年ピアノをするとそんな事ができますか?」などといった内容の質問をされたことがあります。というか、今もちょくちょく質問されます。

あまり人には話したことがないのですが、これだろうと可能性の高い思い当たる経緯など書いてみます。

移調で弾く力をつける=あらゆる調性に対応する力をつける(=聞いたメロディに瞬時に伴奏を付けて演奏する力)には…

これらは練習や訓練である程度は身に付けることもできますが、それまでの音楽の「感/勘」により個人差は大きいですが、
色んな調性で弾いていく→どの鍵盤から始めても全て同じ曲が弾ける→そのためには、♯♭など変化記号を用いることで成り立つという仕組みを理解することで和声感のベースとしての力はついていきます。
年齢が低いうちから始めると、多くの場合は本能的に「感覚」としてそれが習得できると思います。
そこから年齢が高くなって理解できるようになってから調の勉強をすると、それまでに自分の持っていた“感”と結びつき更に理解が深まります。

子供の頃、
低学年の頃は、「かっこいい伴奏にして弾いてくれる?」と、ピアノが苦手な担任の先生の代わりに音楽の授業ではいつも教室のオルガンを弾いていました。
また、教科書のままでは伴奏がつまらなくて、面白い!と思ってもらえる伴奏作りやイントロ作りを学校から帰ってから研究していました。
先生や皆から「すごい!」と言われるのが素直に嬉しくてやる気に繋がっていたと思います。

ある日、「三つ隣の音から弾ける?」などという注文が突然あったり。
でも、家では全調弾いて遊んでたので普通に弾けました。
それを知らない先生はびっくりされていました。
これもまた、いつでも違う音からでも弾けるようにしないと!と思うようになり、全調練習することが習慣でもありました。

楽譜もないのに、どうやったらいきなりそうやって弾けるの?と学校の先生や周りの人からはよく言われました。
それは全てが“感/勘”なので自分でも答えられなかったのですが。
勘だからこそ楽譜は必要なかったんですけど。
反対に、楽譜を提示されて、「この曲をすぐに弾いてみて。」と言われたとしたら、瞬時に弾ける初見力は当時はなかったのでそれは無理だったかもしれません。

これらは、オルガンピアノを全曲暗譜、全曲を全調(24調)で弾くということを繰り返し練習して得た感覚がベースになったと思います。
その他、特別なことはしていませんでした。

ヤマハグレード5級では、曲を弾く以外に伴奏付け、変奏曲、メロディ付け+伴奏付けというのが入ってきますが、それらは小さい頃から自然と得意としていた分野であったので、小学生の頃初めてのグレード、飛び級で5級を受験しました。
3級(当時ヤマハ能力検定は3級が最高)も合格できるんじゃない?と言われましたが、自由曲のレベルが全然釣り合っていなくて、小学生の間は5級以上は受けませんでしたが。
3級の自由曲となると、完全上級者レベルだったので。

今高校生のTちゃんも、小さい頃から同じ様なことができていました。
今ツェルニー40番をしていますが、ツェルニーをその場で調を指定すると移調でほぼ弾けたり、
メロディに対して直ぐに伴奏を付けて演奏したり、更にそれを二度下げて。とかに瞬時に対応できたり。
共通点として、Aちゃんは移調や即興伴奏など、そういうレッスンは特にしていませんでしたが、幼児の頃から終わった曲を復習したり、それを移調奏をして遊んでいたとのことでした。
当時低学年だったAちゃん、レッスンでは課題の曲を全調移調、またその短調で弾いてくれたりもしていました。
そういう課題を出したわけではなく、遊びを通して見つけた演奏法をたまに聞かせてくれていたのです。
私が子供の頃の遊びとよく似てるということを話したこともありました。

子どもの頃の自慢をしているわけでも何でもありません。
遊び感覚で、またそれらを修得しやすい時期に行うことで苦労せずに身につきやすいことの内容です。
私はこのオルガンピアノを遊びながらの繰り返し練習(全調移調奏/短調も)がきっかけで身についたと思います。

移調、即興伴奏付け、和声感など、小さい頃からピアノで遊ぶ感覚で移調奏などの練習をしていくと、そういった感が自然と身につくなります。
またそれをしやすい無理のない易しい曲でするとより弾きやすいです。
その上で、和声や展開形、伴奏形など理解出来る年齢になってから勉強すると理解が早いと思えます。

これらは小さい頃から吸収するのに良い方法ですが、感覚として身につけられる適齢期を過ぎた方の場合は、理論と実践で勉強されるのが良いです。その内に感覚で出来る部分もでてくることもあります。
幼児期・年齢が高い人はそれぞれ吸収の仕方、学習法は違いますからね。

それらの力をしっかりつけていきたい人はご相談ください。
色々提案できますし、レッスンでも取り入れていきます。
また、それら専門のレッスンも可能です。

後日、オルガンピアノを使って、お子さん向けに移調奏の方法・動画をアップしてみますね。

タイトルと外れた長文内容になってまいました。
楽譜が40年?かそこら振りに変わりましたという、また私の思い入れのある楽譜だったということだけを投稿するつもりでしたが^^;

旧オルガンピアノの本の表紙のイラスト。
次女が、再現するわ!と同じようなのをクレヨンで書きました。
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